中本莉緒 Rio Nakamoto
私はサッカーがやりたくて安城学園に進学しました。サッカー経験はほとんどありませんでしたが、ありがたいことに1年次から試合に出させてもらうことができました。試合に出られる嬉しさはありましたが、自分でいいのかなという不安の方が大きかったです。でも、アドバイスをくれる先輩方や励ましてくれる同期、信頼して起用し続けてくれる先生のおかげで自分に自信を持ってプレーすることができました。
先輩方が抜け、新チームが始動する時には、私はセットプレーのキッカーを任されました。それからは、毎日のようにコーナーやフリーキックの練習をしました。最初の頃は思うようなボールが蹴れずチャンスを潰してしまうことがありましたが、何本も練習するうちに狙ったところに蹴れるようになりました。私が納得するまで練習に付き合ってくれた仲間の存在はとても大きかったです。初めてコーナーから決まった時の興奮は今でも忘れられません。思い出に残るゴールの1つです。
自分たちの代となった3年生では、思うような結果を残すことが出来ず悔しい思いをたくさんしました。それでも13期7人全員で目標に向かって必死に練習したことはかけがえのないものです。
サッカー部に入って礼儀やマナーだけではなく、失敗を恐れないことや取り組み続けることの大切さなど多くのことを学びました。そして尊敬する先輩方、大好きな同期、頼もしい後輩達に出会うことができました。サッカー部に入ってよかったと心から思います。もう一度あの頃に戻ってみんなとサッカーがしたいと強く思える最高の日々でした。
13期生。副将。
中学時代はチーム所属無しだがサッカーをやるために安城学園へ。現在は 大学。高校時代のポジションは左SBを中心に3年時では左SHもこなした。
千賀夏希 Natsuki Senga
「愛知で1番になる」「全国大会に出る」を目標に女子サッカー部に入部しました。私は13期生として3年間過ごしました。憧れる先輩がいて、追いかけるべき背中があって、負けたくないと思わせてくれる後輩ができて、どの学年の自分を切り取っても私の周りにはいつも刺激をくれる仲間がいました。高い目標を掲げているからこそ上手くいかない現実に目標を見失ってしまうこともありました。学年が上がっていくごとにチャンスが減ること、自分たちがチームを引っ張っていかないといけないプレッシャー。苛立ちが混じった目標への焦りを感じながら過ごしていました。時には仲間とぶつかることもありました。でもいつでも自分には手を差し伸べてくれる13期生の仲間がいました。試合に出れない悔しさ、怪我で全力でプレー出来ない辛さ、自分の感情を押し殺して「頑張れ」と背中を押してくれる素敵な人達に私は出会えました。私は目標を達成できずに高校サッカーを終えました。ですがそれ以上に目標に向かって我武者羅だった日常が今の自分の力になっています。仲間と一緒に喜んだこと、悔しがったこと。それらすべて安城学園に来て良かったと思えるのは13期生として3年間過ごせたからです。
サッカーに限らずですが、目標に向かって戦い続けていたら必ず素敵な人達に出会えます。応援してくれる人、支えてくれる人、頑張ろうと思わせてくれる人がそばにいます。そしてあなた自身も誰かにとってそんな存在になってほしいです。たった3年しかない高校生活、3年しかないからこそ泥臭く仲間とサッカー漬けの毎日を送るのも悪くないと思います。まだ安城学園が見たことの無い景色をあなたが見せてくれることをOGとして楽しみにしています。
私は今、愛知東邦大学でサッカーを続けています。大学でもサッカーを続けている以上、自分に負けずにもっと成長していきたいです。不自由のない生活が送れていること、サッカーができる環境があること、当たり前だと思っていることへの感謝の気持ちを忘れず夢を追い続けています。なによりサッカーに出会わせてくれた家族へ結果で恩返ししたいです。自分自身の目標、チームとしての目標、それぞれを達成させてサッカー人生を完結させたいと思います。
13期生。主将。
AISAI FC→安城学園→愛知東邦大学。大学1年時、すでにインカレ出場を果たし、SBながら得点を記録。高校時代はボランチとトップ下で活躍。
都築麗緒奈 Reona Tsuzuki
中学3年生の秋、安城学園に女子サッカー部があることを知り、体験に来た。わたしはずっと男子の中でサッカーをしてきたので、女子サッカーがどんなものなのか知らなかった。体験に来て先輩方の優しさを体感し、なにより『楽しい』という思いが芽生え、安城学園に入学することを決めた。
教員になるという夢があったため、文理Ⅰという特進クラスで勉強も頑張りながら、部活も頑張る文武両道をしてきた。朝は授業の関係で朝練に出ることはできなかったけど、午後練で仲間から学ぶことや、中野先生に教わることはたくさんあった。みんなに遅れないように一生懸命サッカーに向き合った。なによりこの3年間、グラウンドでみんなとサッカーしている時が1番楽しかった。目標があったから切磋琢磨できたし、頑張る仲間がいたからこそ今の自分があると思う。模試などで試合に行けないこともあったけど、仲間を信じて自分を信じて戦えた。時には張り合うこともあり、涙を流すこともあったが、みんなで乗り越えて目標を達成することができた時はとても嬉しかった。文武両道はとても大変だったけど、仲間がいたから頑張れたと思う。今は教員になるという夢を叶えるために、大学でたくさんのことを学んでいる。また、高校サッカーで学んだことを活かして、大学でもサッカーを続けている。サッカーは人と人をつなげる手段でもある。高校サッカーで学んだことはこれからの人生に役立つと思う。高校3年間の生活を安城学園高校女子サッカー部で過ごすと、よりこれからに活かせると思う。入部を決めたら、どんなことにも負けずに戦い続けてほしい。がんばれ安城学園女子サッカー部。いつまでも応援してます。
12期生。
半田市立乙川中学校男子サッカー部→安城学園→岐阜聖徳学園大学。将来は教員を目指しつつ、現在も大学の男子サッカー部に所属。2019年度の岐阜国体メンバーに選出。高校時代のポジションは左SH。高2時に愛知県サッカー協会による年間優秀選手に選出(AIFAアワード)。
木村菜々花 Nanaka Kimura
私は小学生の頃からサッカーをしていて、中学三年生の時には全国大会に出場しました。
燃え尽き症候群になっていたということもあり、高校ではサッカーを続けない予定でいましたが、サッカーをすること以外にやりたい事がなかった私は進路を決められずにいました。そんな私に、「ウチの練習に来てみないか?」と声を掛けて下さったのが中野先生でした。
私は安城学園の学校見学と体験入部に参加し、経験者と初心者が混在しながらも楽しそうにサッカーをしている先輩方や、それを見てニコニコしている先生、そしてチームの雰囲気に魅力を感じ、安城学園高校サッカー部の一員になることを決めました。
入部当初は上手くいかないことも多く、たくさん悩みました。先生や先輩、同期とぶつかることはもちろん、自分自身が嫌になってしまうこともありました。ですが、そんな状況から救ってくれたのも、女サカのみんなでした。ひたむきにサッカーと向き合い、真剣に練習に取り組む姿を見て、こんなことは言ってられない。やるしかない。と覚悟を決める事ができました。
女サカのことで悩み、女サカに助けられ。女サカだったからしんどくて、女サカだったから楽しくて。女サカで一喜一憂できた高校三年間は、私の青春であり、大切な思い出であり、大きな糧となりました。
私は今も愛知東邦大学でサッカーを続けています。大学でもサッカーを続けようと思えたのも、東邦に入りたいと思えたのも安学での経験があったからこそです。何かを始めようとして辞めるのも、今まで取り組んできたことを辞めるのも簡単です。ですが、やりたいことをできる時間は限られているので、自分がやりたいと思うものに全力を注いでほしいです。それがサッカーではなくても、自分はこれをやった、やりきった、と思えるものを何か一つでも良いので自分の手で掴んでください。それがきっと自信に繋がります。学生生活をどう過ごしていくのかは、全部自分次第です。人生は一度きり!自分のやりたいことに精一杯取り組んで、毎日を充実させましょう!(^o^)/
12期生。副将。
ラブリッジ名古屋ユース→安城学園→愛知東邦大学。インカレ出場。高校時代はボランチや右SBで活躍。
榎本梨乃 Rino Enomoto
私は女子サッカー部での活動を通して、一つのことに真剣に打ち込むことの楽しさを実感しました。大会で優勝したい、全国大会に行きたい、という思いから高校でサッカーを続ける選択をし、安城学園を選択しました。高校3年間ひたすら部活に打ち込み、試合で負けて心が折れることも、チームメイトと喧嘩してしまうことも少なくありませんでしたが、それ以上に勝った時の喜び、その喜びを共有できる仲間がいる幸せを経験しました。他にも部活動を通して、人との関わりの大切さを学びました。サッカーだけでなく私生活でも指導してくださった先生、先輩方、辛い時に支えくれた同級生の仲間、可愛くて頼りになる後輩などたくさんの人と関わりがありました。辛くてどうしようもない時は支えてくれたり、互いに高め合い切磋琢磨し合い、部活動を通して出会えた人のおかげで今の私がいます。そして、部活を引退する最後まで精一杯頑張り続けた自分がいたからこそ大変なこと、辛いことにも立ち向かえる今の自分になれたと思います。
高校を卒業し、わたしは理学療法士というリハビリを行う人の資格を取得することのできる大学に通っています。自分が実際に怪我をした時にお世話になり、理学療法士という仕事に憧れ、目指すことを決めました。将来は自分と同じようにスポーツで怪我をした人にリハビリや、テーピングなどの治療ができるよう今は勉強に励んでいます。高校の時の全国大会出場という目標は達成できませんでしたが、その悔しさを糧に、毎日必死に勉強しています。そしてサッカーを通して出会えた夢に向かって、逃げださず頑張っていこうと思います。
高校生活を振り返ると、私は安城学園でプレーしたことが誇りであり、誰よりも充実していたと胸を張って言えます。ぜひサッカー経験のある方、安城学園でやりませんか。たくさんの出会いが、そして何よりも純粋にサッカーを楽しむことのできる3年間が待っています。
12期生。二年間に渡り主将を務めた。
西尾市立西尾中学校男子サッカー部→安城学園→星城大学。ポジションはCBで活躍。高3時に愛知県サッカー協会による年間優秀選手選出(2017AIFAアワード)。2016年度には県高校リーグ優秀選手、U18トレセン選出。
築山七海 Nanami Tsukiyama
私は安城学園女子サッカー部にサッカー経験者として入部をしました。試合ではディフェンダーとしてプレーをしていましたが、公式戦になかなか出場することができず、入部から半年ほどたった時に中野先生から「GKにポジションチェンジしてみないか」と言われました。その時は特に何も考えず、すぐにGKになることを決めました。しかし、思っていた以上にGKは難しく、基礎練習ですらうまくやることができず、みんなより少し遅くスタートした分、追いつくために必死に練習をし、父親に練習を頼んだこともありました。練習していく中で自分の武器となった1対1の強さを見つけることができました。できるようになることが増えていくにつれてとても楽しくなり、サッカーがもっと好きになりました。最後の大会では目標だった東海大会に初出場することができました。結果は初戦敗退となってしまい、みんなともう一緒にサッカーができないことは悲しかったけれど、悔いはありませんでした。
現在は大学で女子サッカー部に所属しインカレ、国民体育大会本戦にも出場をすることができました。学校の授業ではC級コーチライセンスを取得し、中高の保健体育教員免許も取得できるよう勉強しています。
ここまでくることができたのは中野先生と11期生に出会えたからだと思います。11期生の仲間は今でも連絡をとり、私の心の支えとなっています!部活の仲間は一生の宝だと思っています。
女子サッカー部に入り3年間で学んだことは、サッカーの技術・知識、礼儀と仲間の大切さです。礼儀と仲間の大切さは社会に出ても大事な事だと思うので、女子サッカー部で過ごす時間を本当に大切にしてほしいです。
11期生。
豊田レディースFC→安城学園→北陸大学(石川)。現在北陸大にてキャプテンを務める。インカレ出場、国体(石川)選出。
加藤遥 Haruka Kato
私は安城学園女子サッカー部11期生の加藤遥です。私は今、大学で女子サッカー部に所属し、日々サッカーに明け暮れる毎日を過ごしています。安城学園での生活を少し紹介したいと思います。安城学園の練習では基礎基本を忠実に、暑い夏も寒い冬も仲間と共に練習に取り組みました。与えられた場所と時間の中で仲間と笑い、時に泣き、時にすれ違いながらも一生懸命やってきました。3年間を共に過ごした11期生の仲間たちは、私にとって魅力的で素敵な仲間たちです。私が3年生の時、初めて東海大会への切符を手に入れました。初戦で敗れてしまいましたが、東海大会でのワクワクとドキドキは忘れられません。
もっとサッカーがしたいという気持ちが大きくなり、私は大学でサッカーを続けています。とてもレベルが高く、新しい発見や驚きでいっぱいです。サッカーができる環境に感謝し、もがきながらもひたむきに取り組んでいます。うまくいかないときは、安学魂を思い出して基礎基本を忠実に取り組んでいます。
私は安城学園でサッカーを続けていなかったら、今の私はいないとつくづく思います。高校生活3年間は本当にあっという間です。本気で夢に向かって頑張れる、努力できる時間はこの先もずっとあるわけではありません。楽しいばかりではなく、時に辛いこともあったりなかったりすると思います。しかし、3年間という限りある時間を安城学園女子サッカー部で過ごしてみませんか?かけがえのない仲間と先生と一緒に素敵な夢を追いかけてみませんか?
11期生、主将。
ISS FC(岐阜)→安城学園→仙台大学(宮城)。初の県外出身部員。ポジションはボランチと左サイドMFで活躍。高3時に岐阜県の国体メンバーに選出され、以降現在も連続選出。大学生年代の全国大会であるインカレにも出場。現在は仙台大学で副キャプテンを任されている。
岩本香織 Kaori Iwamoto
私は中学生の時、友達に誘われてなんとなくサッカーを始めました。サッカーをしている時が楽しく、もっと上達したいという思いから高校進学後もサッカーを続けることにしました。中3の夏に安城学園の体験に参加したことを今でも覚えています。先輩たちは優しく接してくれて、とても楽しそうにサッカーをしている先輩達を見て、私はここでサッカーがしたいと思いました。当時のチームは経験者が数人だけ、と初心者が多いチームでした。しかし経験者と初心者が関係なくチームとして切磋琢磨し、とても良い雰囲気で日々の練習に取り組んでいました。時には仲間と意見が合わず言い合いになったり、中野先生から練習に気持ちが入っていないと喝を入れてもらったり…。常に刺激のある環境だったからこそ、高い目標を持って取り組むことができたと思います。
3年間部活動をやり切り、人として成長することができました。サッカーの技術は中野先生の熱いご指導の下、向上したのはもちろんですが、礼儀やコミュニケーション、協調性など部活動を通して学ぶことがたくさんありました。高校3年間は長いようでとても短いです。私は勉強より部活動に没頭した高校3年間でした。それもありだと思います。安城学園でサッカーをやり遂げ、大学進学後も競技スポーツとしてサッカーを続け、現在は特別支援学校の正教員を目指し、空いた時間でサッカーのコーチをしています。
現在の安城学園は昨年度(2019年度)新人戦で優勝をし、OGとして誇りに思います。更なる高い目標に向かって歩み続ける安城学園を応援しています。
7期生、副将。安城学園女子サッカー部OG会副会長。
シロキFC→安城学園→日本女子体育大学(東京)。大学時代も副キャプテンを務めた。大学卒業後は愛知に戻り特別支援学校にて教壇に立つ。現在は正教員を目指しつつ、安城学園女子サッカー部コーチ、シロキでコーチ兼選手活動の三足の草鞋で活躍中。
富永鈴花 Suzuka Tominaga
私は初心者として女子サッカー部に入部しました。きっかけは、元々新しい事をやりたい!と思ったのと、友達に誘われて見学に行った時、サッカーをやる先輩方を見て「かっこいい」と思い、自分もこんな風になりたいと思ったのがきっかけでした。でも自分が思った以上にサッカーは難しく、基礎をやるだけでも精一杯でした。先輩達がいる中で試合に出させてもらうチャンスをもらった時は、とても嬉しかったです。でもその反面、先輩達に迷惑かけてしまわないか…とマイナス思考になってしまう事もたくさんありました。そんな中で先輩達や先生に少しでも褒めてもらえた時は、自分がプレイヤーとして存在感があると認めてもらえている気がして嬉しかったです。だんだんチームに慣れてきた頃、自分達の世代になりました。キャプテンをやらせていただき、たくさんの事を経験しました。キャプテンとしてどうあるべきか、どうしたらもっと良くなるか。ひとりで考えて、頭が爆発しそうになった事もありました。そんな時、声をかけてくれるのは同学年の5期生と中野先生でした。一緒に考え、悩んでくれて、チームがより良くなるためにぶつかり合う事もありました。でも本音で話し合う事ができたから、心から信頼できる仲間になれたんだと思います。
私は、二回の大きなケガをしました。みんなが楽しそうに部活をやっている姿を見ると羨ましく、技術面で差が出てしまう事に焦ったり、動けない事に対してイライラする事もありました。そんな時に中野先生は私だけの時間を作ってくれて、ずっとずっと話を聞いてくれました。「部活を見学する事によって外からしか解らない事だってあるんだよ」って声をかけてもらった時は、メンタル面で救われました。衰えてしまったロングボールを元のように蹴れるようにするのは、すごく大変でした。でも、ケガがあったからこそ初心に戻る事ができたと思います。三年生になってからは、ただただサッカーを楽しみました。引退が近づくにつれて一日がとても早く感じました。もっともっと仲間とサッカーがしたい!と毎日思ってたし、今でも出来る事ならやりたいです。
私が二年半サッカーを楽しむ事ができたのは、安城学園高校女子サッカー部に入部して良い仲間に出会えて、良い顧問の先生に出会えたからだと思ってます。そして何より、自分がサッカーに対しての純粋な気持ちを忘れず、日々の練習を頑張ったからだと胸を張って言えます。女子サッカーに限らずどんなスポーツでも、また社会に出ても礼儀は絶対必要だと思います。そして何に対しても感謝の気持ちを忘れず「今」をたくさん楽しんでほしいです。私も今を精一杯楽しみます!
小学校では野球、中学ではソフトボール、そして高校からサッカーへ。希有なキャプテンシー、2度の骨折、40m超のロングシュートを決めるなど最多伝説を誇る5代目('09~'10)主将。現在は㈱アンデンに勤務し、アンガクOGチーム結成を虎視眈々と企んでいる(笑)。
深津亜由美 Ayumi Fukatsu
私は、学年唯一のサッカー経験者だった。みんなよりボールが蹴れる、そんな余裕が当時はあったのかもしれない。でも、すぐにそんな余裕は消えた。周りがどんどん上達していくのが見て分かる。焦った。すごく負けず嫌いの私はがむしゃらに練習した。そしたら周りも段々と上達していった。こんな風に私達は今までサッカーを続けてきた。
私たちは7人という人数で部として活動していた時期もあった。今まで出来ていた練習メニューがやれなくなった。一人休むと、もっとメニューは制約されていった。“人数が多ければできるのに…”そんなもどかしさと厳しい環境の中、私たちはそれでも日々練習してきた。
でも、そんな辛い日々があったからこそ今の自分たちがいるんだ。今も大事な後輩たちがサッカーをしている姿を見るとそんな日々も誇りに思える。
サッカーをする人にとって人数が少ないことは良いことじゃないかもしれない。でも人数が少ないことによって一人一人と深く、濃く関わることができた。それが、鈴花、美結、まこ、の5期生メンバー。
私たちの代は4人という人数だったけれど、人数に負けないくらいに一人一人が濃いキャラクターでサッカー部を盛り上げたよね。みんなのおかげですっごく楽しくサッカーをすることができたよ。ありがとう。
女子がサッカーをやるなんて周りはびっくりするし驚くけれど、そんな貴重な体験ができて本当によかったと思う。社会人となった今では「高校時代、サッカー部でした!」の一言で相手を驚かせることが快感になってきた。 相手に印象付けられるし、覚えてもらえる。そして何よりもサッカーは男子だけじゃないんだよ、と相手に伝えられるから。
サッカー一色だった高校3年間。
こんなに自分を成長させてくれたサッカーが私はだいすき!!そして仲間、後輩、先生、お父さんもお母さんも、みんなありがとう。
みんなだいすき!!
第5代副将。サッカーは小学校以来。ポジションはSHから始まりMF、FWと攻撃的なポジションを担った。新人戦県3位を決めた延長後半終了間際のゴールは今も語り草。
安藤真梨 Mari Andou
私は今まで水泳や剣道など、団体戦はありますが最終的に個人の力が試される競技しかやったことがありませんでした。でも高校に入り、サッカー部に入部しました。最初は友達が入るからという理由だけでしたが、ボールを強く蹴れるようになったりしていくうちに“もっとサッカーが上手くなりたい!”と思うようになりました。
2年生の夏、一番成長して試合にも出場できるようになった頃、病気で一か月も入院することになりました。入院中はどんどん体力も落ちて、努力の末にやっとついた筋肉も簡単に落ちてしまいました。精神的にかなり落ち込みましたが部員のみんなは退院した私を笑顔で迎え入れてくれ、私はすごく嬉しく、“仲間っていいなぁ”と心から思いました。
入院からの復帰後、最初は1年生の時に戻ってしまったと思うくらいボールが蹴れずすごくショックだったことを思い出します。でも引退を賭けた最後の大会には体力も戻り、みんなとプレーでき、本当に嬉しかったです。
私がサッカーで学んだのは“諦めないこと”です。
サッカーは高校から。入院生活を乗り越え、2代目ダイナモとして中盤に君臨。でも実は1年次はGK。チーム一のPK成功率を誇る。髪形が時々ラーメンになることも。’07-’08副将。.
松浦美穂 Miho Matsuura
私は高校からサッカーを始めたので、最初は男の子がやるスポーツを女の子が出来るのかどうか不安でした。しかし先輩や先生にしっかり基礎から教えてもらい、自分の成長とともに次第に楽しいスポーツだと実感するようになりました。先輩も引退し自分たちの代に代わった頃、私はキャプテンという大役を受けました。どのようなチームになるのか不安でしたが試合や練習をしていくたびにチームの仲間と本音でぶつかり合い、みんなでより良いチームを作っていくことができました。試合で勝つことが増えてきて今まで下向きだった気持が変わり、練習にも今まで以上に打ち込み、ますますサッカーが好きになりました。
この2年半で学んだことは、やはり『仲間の大切さ』です。一人ではやれないスポーツだからこそチームが一つになり上へ上へと目標を高くしていけました。2年半ともにサッカーをしてきた仲間はこれからもずっと私の宝物です。
そしてサッカーから学んだことは『練習は嘘をつかない』ということです。どんなスポーツでも身に染みる言葉だけどサッカーを通してまたこの言葉が自分の励みになりました。スランプなどいろいろな苦労もあったけど2年半サッカーをやってこれて本当に良かったです。ぜひいろんな方に男女関係なくサッカーを楽しんでもらいたいです。
中学時代はバレー部。高校からサッカーを始める。3年間不動のCB。ヘディングは強いが涙もろい。国家試験に見事合格、現在は安城市内で看護士として日々奮闘中。'07-'08主将。
岩野めぐ実 Megumi Iwano
最初は楽しく出来ればいいと思って入った女子サッカー同好会。まだその時は部活ではなかった。だからみんなで楽しく自由にサッカーしていた。日が経つにつれ、先輩達は本気でサッカーがしたいと言い始めた。その時、私は先輩や一部の仲間と喧嘩した。やる気もなくなり、やめようとしていた。
しかし、あることをきっかけに続けたいと決意した。先生と仲間との出会いだった。ある子に言われたひとこと。「いまここで辞めたら逃げることになるんだよ。それでもいいの?」その一言で私の中で火がついた。“悔しい!絶対に上手くなりたいっ!!”
そこからサッカーに打ち込んだ。私は初心者だから何も分からず、一から練習した。兄弟と一緒にサッカーしたり、ひとりでボールを蹴ったり、やれることから少しずつ始めた。辞めようとしたこともあったけど、そのたびに周りの仲間の支えがあった。今までやれなかったプレーが初めて出来たり、他の学校の子を見てこの子みたいになりたい、と常に目標を持っていた。
私たちが3年になって最後の夏の大会、大きな大会で初めて勝つことができた。あんなにバカにされていた私たちが対等に試合が出来て、勝てて、すごく嬉しかった。
私は今でも大学でフットサルチームに入って練習している。本格的じゃなくても、少しでもサッカーに関わっていたいから。
私にとってサッカーとは人生を変えてくれたものだ。何かに打ち込むことの楽しさ、仲間と一緒に頑張ることの大切さと絆、そして最後まで諦めなければ必ず何か返ってくる、サッカーは私にいろいろなことを気づかせてくれた。そして、今なら胸を張って堂々と安城学園の女子サッカー部だったといえる。
初心者だって練習すればそれだけ上手くなれるっ!苦しい時はみんなで声を掛け合ってモチベーションを上げてくっ!それが安学女子サッカーのいいところだと思う。
私の大好きな言葉…『合言葉はメンタル、メンタル☆★』
高校からサッカーを始める。ポジションは右MF、ディフェンシブハーフ。アンガク初代ダイナモ。好きな場所は監督用イス、こだわった練習はリフティング、口癖は「メンタル!!」。現在、西尾市の保育園勤務。未来の10番を育成中(?)。