2017年12月(含 新年の挨拶)。

『花を咲かすか、根を伸ばすか。』
ー 試合色々、蹴り初め&OG会 

あけましておめでとうございます。今年もアンガク女子サッカー部をよろしくお願いします。
といいながら、実は12月号を書いておらず、コマッタコマッタ。
というわけで、ひとまず12月号として年末を振り返りたいと思います。

8日に新チーム初めての練習試合。はじまりはいつも佐伯師匠、ということで心のホームグランドにお邪魔し岩倉総合高校、そして高蔵寺高校とマッチアップ。拙い試合運びもあったものの、ゴールネットを揺らす感覚を取り戻せたことが大きな収穫だった。

16日は県高校リーグ最終節として愛知啓成と対戦。会場の小坂井高校グランドには現在東三河で指導者への道を模索するOGかおりの姿も。
3年生の引退試合と位置付けた啓成に対し、まだまだポジションも定まらない新生アンガク。苦戦必至と思われたが前半早々から良い形で相手ゴール前に迫る。やはり新チームなりの攻撃の形を模索するトレーニングは無意味でない。ショートパスだけでなく一列二列奥を見る力がチームとして手に入りつつある。ひたむきなチャレンジの中、中央突破やサイドからのセンタリングに勝機を見出す。が、ネットを揺らすには至らず。自陣での守備時に目を移すと、組み立てへのチャレンジとセーフティーなプレーの選択が少しずつ実践出来てきた。しかし常に県4強レベルに名を連ねた啓成3年の経験値はダテではない。前後半それぞれ2失点を喫し、トータル0-4で敗戦。悔しさを感じつつ、戦術の積み上げも徐々に体感できた試合であった。
球技大会と保護者会を挟んで23日は東海プリンセスリーグ2部第1節、磐田北(静岡)と対戦。乱打戦の様相を呈した試合は前半1-3で2点のビハインド。取り組みたいテーマについて理解とアクションを徹底できなかったことが原因だった。ハーフタイムに喝を入れ後半はかなり巻き返せた印象。しかしながら前後半で3-4、残念ながら鬼門のグランドという印象は今回も拭えず。
最終週には岡崎商業、松蔭、至学館を招いて恒例の県内トレーニングマッチデーを開催。…と思っていたら想定外の降雪で至学館とはお手合わせできず。残念無念。電話口で至学館永井先生としゃーねーなーと言い合って生存確認。
前日にホームセンターで炭を買い込むと店員さんに〝え…?12月なのにBBQ??〟的な痛い視線を浴びせられた。「違う、焚き火だ」。しかし小心者の顧問は心の中だけで訂正を試みる(声は一切出さない)。それにしてもグランドで食べるカップラーメンは格別である。ココアの暖かさも紅茶の甘みも最高。右目で試合を見ながら左目で火の具合をチェックするのも慣れてきた(ウソである)。日頃は試合経過を測るG-SHOCKもこの日は3分計として活躍(ちょっとホント)。寒空の下、アンガクのみならず奮闘する岡商&松蔭にも温かい飲み物を振る舞い、無事終了。試合も無事終了。


長めのオフ明け、新年1月5日は通常練習のあと、恒例のOG会を実施。今回の顔ぶれをご紹介…。
最上級は部の創成期を知る2期生みずき、初の県外遠征を果たした3期生みほ&あやの、ワイズメンズで常盤木と対戦した4期生こなつ(OG会幹事)初めて賞状を獲った5期生あゆみ&みゆ、J前座で豊スタデビューした6期生ふゆか(&電話でみなみ)、岡山静岡京都滋賀など県外チャレンジのきっかけをつくった7期生かおり、3大大会全てベスト4進出の9期生ふたかな、初の県ファイナリストになった10期生ゆきよ&あんちゃん&ほのか、東海初出場を果たした11期生はるさん、そして東海ベスト4進出、最新の12期生ななか&あっか&いまみさ。
いやぁ、懐かしい顔ばかり。ヒトケタ世代のOGから「フルコートゲームは流石にツライ(笑)」とのカミングアウトを受け、ハーフコートで楽しんだ。合間には顧問と雑談タイム。仕事が変わるとか正社員になったとか何だか難しい資格を取ってるとか来月から海外に行くとか先日婚約したとか。それにしてもさまざまな報告を受けるのはとにかく嬉しい。自分なりの人生で節目を少し越えた(あるいは越えようとしている)OGから聞く話に共通するのは、過ごした時間を振り返った時、例え苦しい経験があったとしても『やっぱりあの時…その決断で良かったよね』と自身を肯定する力を身に付けているところ。内面的成長を(断続的であっても)見守れるのは…この仕事冥利に尽きると思う。まぁ、あまり仕事とも思っていないけれど(笑)。

年末年始の振り返りはここで一区切り。
明日から始まる新人戦の話は、また1月号で(…今度は遅れないようにしよう、うん)。