2015年7月中旬以降、と8月2日。
さらに追加で8月5日まで。
プリンセスリーグ、県高校リーグ、清水遠征、その他。
月に一度なら勝手な独り言をつぶやいてもいいよなぁ、なんて思いながら毎月じっくりキーを叩くのだけれど、そのタイミングが早すぎると『…もう一回呟いとくか…』ということになる。困ったもんだ。というわけで、今月もパート2、いきます(…と言いながらすでに8月7日。自分の遅筆が…憎い)。
7月25日から27日にかけて、毎年お世話になっている清水レディースカップ(JAしみず杯)U-18の部に参戦。清水サッカー協会の皆さんには今年も大変お世話になった。J-STEP(清水ナショナルトレーニングセンター)の、他に類を見ない最高レベルのピッチで計5試合、32得点2失点。準決勝では至学館高校と同県対決も実現。大いに苦しみ、その上で大会二連覇という大きな成果を上げることが出来た。
アンガクは清水の地に向かうたび、〝優勝〟だけでなく〝全員出場〟を目標にしている。今年はそのことでずいぶん悩んだ。ピッチに立つことが出来るのは常に11人だけ。だからこそ出場機会が巡ってくると少し緊張し、出番を終えると安堵の息を漏らすと同時に誇らしい気持ちになるのだ。最高の天然芝で、積み上げた経験を表現する。その権利を、同じ時間を過ごしてきた仲間全員で共有したい。そういう思いで全員出場を大切な目標として毎年掲げてきた。結論から言うと、今年も全員がピッチに立つことが出来た。素晴らしいことだと思う。ただ、本当に心の底から『このメンバー全員で優勝目指して戦い抜きたい』と思えるか、と自問自答しなくてはならない瞬間があった。これは部員の良し悪しではなく、私自身、ここに至る過程で本当の厳しさを示しきれなかったから、だと思う。チーム一丸となってサッカーに向き合う、というのはなかなか難しい。経験者と初心者が入り混じり、学年が違えばなおさらだ。しかし悩みながらもそれを創部以来ずっとやってきた自負もある。今年はまだまだ不十分。不十分だ、と敢えて言葉にし、なりたい自分(たち)の姿に向かって苦しみもがく必要がある。私だけでなく部員も共に。
夏休みはリーグ戦なども積極的に組まれてくる。世話役を一手に引き受けてくれる南山梅さんのお蔭だ。7/12にプリンセス2部でシロキと。20日と30日には県高校リーグ1部で椙山と春日井商業と対戦。この3試合、共通して良かったのは一戦一戦を大切に、そして熱心にひた向きに取り組めたこと。細かな戦術よりも一本のパス、一本のダッシュ、そして一本のシュートに強いこだわりを表現し続けたアンガクは我ながら素晴らしかったと思う。またいずれのゲームも多くの交代枠を使い、真剣勝負の中でセカンドメンバーがプレーする機会も作り出せた。第2節の松蔭戦は雷で、第4節のカピタ戦は大雨で、ともに延期になったがその試合でもぜひ引き締まった内容を表現できればと思う。
8月に入り、2日にはあの村田女子と試合をする機会に恵まれた。会場探しの段階では県女子トップの細野委員長にもずいぶんとご迷惑をかけてしまった。最終的には名経大三壁先生に協力いただき、トップメンバーが35分前後半、そして矢代先生にご無理を言ってセカンドメンバーも15分一本を経験することが出来た。トップは前回の対戦(3月下旬、滋賀)の時より、チームとして食い付くことが出来るか、そして中央を主体的にこじ開けることが出来るか、が焦点。スコアは1-4(前半0-1)。1点取った。しかし4失点。全て目一杯やった結果である。スコア以上に差を痛感したのは炎天下でも村田の選手はクイックネスと判断の良さ、そしてファーストタッチの技術が(私の見ている限り)全くと言っていいほど落ちないことであった。前後半でほぼフル交代しているとはいえ…全員が備えているその能力に感服した。対するアンガクも試合終了まで全員が戦いきったことが本当に素晴らしかった。まるでこの試合から学べることは絶対に見逃さないぞ、とでも言いたげな激しい形相で戦い抜くことが出来たと思う。余談だが、試合後、フラフラになった数人(全員??)を互いに気遣いながら、しかし少し時間が経って表情に幾分生気が戻ってくると、それは清水での優勝直後以上に満たされた感情が現れていて、この村田女子との経験がどれほど素晴らしかったのかが伝わる瞬間であった。改めて…矢代先生に感謝、しかない。
翌3日から須甲先生の日本女子体育大学を皮切りに、4日と5日で久喜フェスタに参加。昨年大きな心で受け入れてくださった浦和西高校酒井先生の配慮によって実現した。また久喜高校長谷川先生のオープンマインドにも触れ、大いに学びそして触発された。埼玉県高校女子サッカー全体像が(私見であるが)かなり愛知のそれに似ている。互いに切磋琢磨し、互いに尊重し合う。そしてそこに集う子供たちも屈託がない。こういった素晴らしい場が、埼玉にあるのだ。試合はというと、ニチジョとはトップが終始成長した姿を表現できたもののラストワンプレーでしたたかに決められ2-2のドロー。さすが大学生だなぁと感じるとともに、わがアンガクの卒業生である香織の頑張っている姿を見れたことも嬉しかった。久喜フェスタでは対戦相手全ての学校名は[試合結果]等に譲るとするが、特に埼玉栄、浦和西、そして久喜との対戦は学びの宝庫であった。また必ず再戦し、今よりももっと成長したチームを見せたいと強く思う。
今日は8/7。全国総体にコマを進めていた多田先生率いる聖カピタニオは一回戦を見事突破。二回戦で盟友の修徳(東京)に惜敗するも好勝負を演じた。とうとう全国ベスト8。心から尊敬する多田さんが地道にひた向きにサッカーと向き合ってきた結果だと思う。同じ愛知の仲間、東海大会でチーム全員で応援した身として心底から祝福したい。ただ…〝すげーなー〟と思いながら〝悔しいな…〟と思うようにもなってきた。そんな思いを独り言に込めて、明日から北陸大学遠征。もっと成長をしなくてはいけないアンガクにとってこれ以上ない機会。意味ある成功と失敗を幾つできるか。それを糧に一歩前に進めるか。部員全員の頑張りに(そして気温のわずかな低下に)期待しよう。